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脳はペプシよりコカコーラを選ぶ?

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中井隆栄 1dayセミナー

ロンドン大学のシンガ―博士が「サイエンス」誌に発表したある論文があります。
機能的磁気共鳴画像(fMRI)という装置を用いて人間が何かを感じている時に、脳がどのように反応するのかを研究したものです。
その内容は次のようなものでした。

電気刺激を与えられると、被験者の「視床」や「体性感覚野」など痛みを感じると反応する特定の脳の部位に反応がありました。
その他に「帯状野」や「島皮質」といった他の部位も反応したのです。
これらの部位は自分が苦しんでいる時だけでなく、他人が苦しんでいるのを見た時にも反応することがわかっています。
他人が苦しんでいるのを見ると、「痛いだろうなあ」とソワソワしたり鳥肌が立ったりしますよね。

 

あの反応が「帯状野」や「島皮質」に出ていたのです。
シンガー博士は、他人の苦痛も感知する優しい神経としてそれらを同情ニューロンと名付けました。
そして、、、研究がおもしろいのは、ここからなのです。
被験者の同情ニューロンが反応したのは、親族や恋人などが痛みを感じている時だけだったのです。見知らぬ人や、ましてや嫌いな人が苦しんでいるのを見てもまったく反応を示さなかったのです。

 

“脳はウソをつけない” とはこのことでしょうか。

 

同情ニューロンの反応を見れば、相手がどれだけ自分を思っているか一目瞭然だというところが驚きの点です。
他にも、fMRIを使ってこんな研究が行なわれています。

脳はペプシよりコカコーラを選ぶ?

コカコーラとペプシコーラを飲み比べた時の脳の反応を調べたのです。
その結果、ブランド名を知らされずに飲んだ時は「前島野」という部位に反応がみられたものの、大きな反応の違いは生じませんでした。
しかし一旦、ブランド名を伝えると、その反応に違いが出たのです。
ブランド名を伝えられて飲んだ時は、脳の海馬までが反応しコカコーラを飲んだ時の方が反応が大きいという結果が出たのです。
つまり、この研究がなされた時は、コカコーラのブランドの方がより人々に好まれていたということですよね。
脳そのものが、有効な市場指標でありそれがかなり有力な情報であることがわかります。

 

消費者が実際に何を好むのか、消費者や流通経路を通した市場調査はいくつも行なわれていますがfMRIを用いた調査が行なわれるのもそう遠くないかもしれません。
ニューロン・マーケティングといった市場調査の結果も見てみたいものですね。

では今日も、いい1日になりますように!

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