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ビジネスは、やっぱり「おもてなし」の心

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中井隆栄 1dayセミナー

「おもてなし」の言葉が世界中に知れわたり私達日本人も、つい最近まで口に出して唱えていましたね。
でも、その言葉の語源まで知っている人はあまりいないようです。
「おもてなし」とは、「もてなす」と「表裏無し」という2つの言葉からきています。
「もてなす」とは、お客様を応対する扱いや待遇のこと。そして「表裏無し」とは表と裏がない心という意味です。

この2つの意味が合わさってできたのが「おもてなし」という言葉でした。

 

ビジネスは、やっぱり「おもてなし」の心

この語源どおり、今の時代のビジネスには「表と裏のない心」を使うことが一番大事ではないかという気がします。
先日、知人からこのような話を聞きました。

知人がその友人と、よく行く有名な天ぷら屋さんに出かけた時の事。
その日は昼食の時間帯であったにもかかわらずすでに満席でした。
その店の料理長とは知り合いでありながらも忙しさと込み具合で、その日は挨拶程度しか会話を交わすことができませんでした。
席に通され、いつも通りのランチコースを頼み待っていると・・・・
次々と揚げられて出てくる天ぷら料理の内容は知人をよく知る料理長の心遣いが入ったものでした。
つまり、昼から割とガッツリ食べたい知人の好みを通常のランチコースの内容を変更して入れてくれたのです。

女性なら野菜中心の食事を好むところ男性であるからとより肉や魚介類が中心のものに料理長の判断で変更してくれていたのでした。
それには、知人も友人も大喜び。料理長の判断に、二人揃って喜んだとか。

これは・・・決してマニュアルにはない料理長のおもてなしですよね。

「もてなす」と「表裏無し」の心を依頼されなくても、知人とその友人に示したおもてなし行為だったのです。
今の時代、お客様は「自分のために具体的に何をしてくれたか」を重要視する時代になっています。

自分のために大急ぎで時間を短縮してくれたとか反対に、じっくり時間をかけて納得いくまでのサービスを提供してくれたかどうかを見ているのです。
サービスを提供する側としては、頭をつかい場合によってはコストがかかる物もあります。

その努力が大きければ大きいほど受ける側は特別なサービスを受けたという強烈な印象を持つことができまたサービスを受けにくるのです。
ただ安いだけのお店からは、徐々にお客の足が遠のくのはこの「おもてなし」サービスがあるかないかなのでしょう。

何でも安く手に入る100円ショップで買わず老舗の文房具店に行ったり、有名店に通い続けるのは、ただ機械的に扱われるのではなく店員の心のこもったサービスを受けられるからではないでしょうか。

結局のところ、「おもてなし」の心をどう取り入れるかがビジネスの勝敗を分けるのです。

 

今日も充実した1日をお過ごしくださいね!

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