決断をさせるには、わざと間違える?
ダブルバインドという言葉を知っていますか?
ダブルバインド効果=誘導したい行動・状況を前提とした選択肢を示すことで、相手に選択の自由を与えない心理効果のことです。
決断をさせるには、わざと間違える?
例えば、契約書へのサインを今ひとつのところで渋っている相手にサインをさせてしまう、セールストリックとして、契約書を目の前において、「ここと、ここにサインをしてください」と言いながらサインをしてもらう場所を鉛筆で囲みます。
そういう印は、後で消せるように鉛筆を使うのですが、その鉛筆をそのまま相手に渡すのです。
普通、サインはペンで書くものですね。
すぐに消せてしまう鉛筆でサインなどしたくないのです。
相手が鉛筆を渡されて戸惑っているところにすかさず、「あ、失礼。鉛筆じゃサインできないですよね」といってペンを差し出します。
これだけのことで相手はサインをしてしまいやすくなるのです。
わざと「サインするか/しないか」という決断が「鉛筆じゃまずいだろう」という思考に変わってしまうからです。
そこでペンをさしだされれば、サインすることに抵抗がなくなってしまうのです。
ダブルバインドは、いろいろな場面で効果を発揮します。
相手に納得させたいことは、わざと間違えることで迷っている相手に決断させやすくなるでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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