ビジネスの根底は「快楽と痛み」の原則
人間には「快楽を求めたいという習性」と「苦痛から逃れたいという習性」があります。
普段生活していると気が付きませんが、そう考えてみると思いつくところありませんか?
「これを食べないと病気のリスクが高まり癌になります」「これをしない会社は赤字に転落します」
このような言葉を耳にすると、皆、聞く耳を持ちますよね。
それは痛み、苦痛を味わいたくないからです。
では、「苦痛から逃れたいという習性」と「快楽を求めたいという習性」のうちどちらの方が強く感じると思いますか?
ビジネスの根底は「快楽と痛み」の原則
自分に置きかえて考えてみると、すぐに答えが分かると思いますが正解は、「苦痛から逃れたいという習性」です。
心理学者のフロイトは、人間の心の第一要素は「イド」であると言いました。
「イド」とは、即座の快楽を求め、苦痛を避けようとする特徴がありこの作用は心理学では「快楽と痛みの原則」と呼ばれています。
つまり人間は無意識の状態で、常に苦痛を避けようとし快楽を得ようと行動しているのです。
人間ではなく、1つの細胞からなる単細胞生物のアメーバでさえも快楽を求め苦痛を避けようとする特徴が確認されるというのですから
その何兆倍も細胞を持つ人間が、同じ特徴を持たない訳はありませんよね。
ビジネスにおいても普段の生活においても人は常に快楽を求め、苦痛を避けようとしています。
失業、借金、倒産、病気……これらは全て苦痛ですが、お金を稼ぎ、ビジネスで成功し安定した生活を送り、世の中の人間に認められる
これらは全て快楽になります。
必要とされているビジネスの根底には人間の行動の原点である、「快楽を求め苦痛を避ける」欲求を満たす何かがあることに着目すると良いですよ。
人の心理を理解すると、ビジネスのニーズがわかります。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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