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暗闇での対話を体験すると癒されるのはなぜ?

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中井隆栄 1dayセミナー

私達人間は、日々、目から入ってくる情報を中心とした世界に生きています。
仕事でも、食事でも、雑用でも目に見えるものを真っ先に処理していますよね。
そのため、ラジオなどの耳からのみ情報を得ていると視界が手持ち無沙汰になり違和感を覚えるはずです。

暗闇での対話を体験すると癒されるのはなぜ?

1989年にドイツで生まれた真っ暗闇のソーシャル・エンターテイメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は1999年から日本でも開催されています。
体験したことがある方はお分かりだと思いますが暗闇の中で使える感覚は聴覚、嗅覚、触覚、味覚のみ。
最初は怖がる人も多いのですがダイアログが終わると、癒された〜やってよかったと感じる方が多いのです。

私も、3回、行きました。
そこには言葉で言い表せない感動があります。
あなたも、ぜひ、体験してください。
その理由を、脳科学者の茂木健一郎さんはこう述べています。
「自分の脳がふだん接していないものに接して脳の偏りをなくすことが癒しになる。見える人は、あまりにも視覚に頼りすぎて生きているため「ダイアログ」のようなむしろ視覚が一切役に立たない状況に自らの身を置くことが、脳の全体性を回復させ癒されることにつながるんです」

私達が生活の中で人とある一定の距離を保つパーソナルスペースも、視覚からの情報を元につくられたものです。
人は相手の目、表情を見てパーソナルスペースを保ちながらコミュニケーションを図りますが暗闇では、人と接触したり、人の手や背中に触れたりして自分の居場所や安全を確認する機会が増えます。

初めは人に触れることに抵抗があると感じていた人も時間が経つにつれて人が密集している感じが心地よくなってきます。
ダイアログで感じ得ることは人により様々ですが暗闇で視覚を休めることにより普段あまりにも多くの情報を視覚から取り入れすぎていることに気づくことができるでしょう。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!

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