「動作」一つで信頼感、安定感を演出する
もし、あなたが満員電車や混んだエレベーターに乗る機会があったら、ぜひ一度、試してみていただきたいことがあります。
殺伐とした通勤ラッシュの時、出来るだけゆっくりとした動作で降りるようにしてみてください。
ゆっくりとおもむろに歩み出すと、不思議なことに、みんなスッと道を開けてくれます。
実際にやってみれば、そのあっけなさに戸惑うほどです。
「動作」一つで信頼感、安定感を演出する
慌てて出ようとする人には譲らないのに、ゆっくりと出ようとする人にはなぜ譲ってしまうのでしょうか?
それは、「人間は、潜在意識的に自分よりもゆっくりと動くものに勝てない」からなのです。
「人は、自分よりもゆっくり動く人を自分よりもえらいと感じてしまう」のです。
どうしてゆっくり動く人の方がえらく感じるかというと、ゆっくり動くということは・・・つまり、他のものに振り回されていないということだからです。
また、走る時、あなたは自分のペースを失っています。
横断歩道を渡ろうとしたら青信号が点滅していたとします。
きっとあなたは走ると思います。
でも、それはつまり、信号の一方的な都合にあなたが振り回されているということです。
あなたは信号や電車よりも下の立場にいるということです。
少なくとも潜在意識的には、「自分は信号や電車よりも低い立場である」ということを認めたことになります。
つい走り出しそうになったら、いったん立ち止まって、「待てよ、私は今、何に振り回されているのだろう? これは本当に振り回されるに値することだろうか?」と考えてみてください。
ほとんどの場合は、走るほどのことでもなかったということに気づくでしょう。
「走らない」ことを心がけるだけで、自信や落ち着き、安定感が心に育ってくるのが実感できるはずです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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