セルフ・イメージと脳の構造
会社の経営者や個人事業主になると思考や行動パターンが変わってきますよね。
会社員の人でも、部下を持ったりリーダーとして人を管理する立場の人間になったりすると今までとは行動や思考が変わってくるものです。
それは子供も同じです。
夏の高校野球大会が終わり、3年生が引退すると2年生の中から新しいキャプテンが選ばれます。
新しく選ばれたキャプテンは、最初は慣れない様子でも徐々にキャプテンらしい行動をとれるようになります。
セルフ・イメージと脳の構造
これらは全て、「自分はこういう人間だ」というセルフ・イメージによるものです。
経営者は、自分は経営者だというセルフ・イメージをリーダーは、自分はリーダーだというセルフ・イメージをキャプテンに選ばれれば、キャプテンだというセルフ・イメージを持つようになり、
潜在意識がそのセルフ・イメージを実現しようと働くため思い描くセルフ・イメージ通りの人間になっていくのです。
このようにセルフ・イメージは、変えることができます。
ただし、脳の「安定化思考」と「可塑性(かそせい)」という特徴により、いきなり大きく変わることができません。
「最近、Aさん、リーダーらしくなってきたね」「●●職が板についてきたね」と言えるのは、まさにこれら2つの脳の特徴が見て取れます。
人間は、“こうなりたい”と高いセルフ・イメージを持っても時間差でしか成し遂げることができないものなのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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