記憶は海馬から大脳に移動する

事故に遭ったり、腫瘍などを患ったりして記憶を司る海馬が破壊されると記憶はどうなるのでしょうか?
仮に事故で海馬が破壊されると、事故から3年以上前の記憶ははっきりしてくるのに対し、事故直前の3年間の記憶が曖昧になります。
何故でしょうか?
記憶は海馬から大脳に移動する
3年以上前の記憶は側頭葉に移っているからです。
記憶はまず海馬で保管され徐々に大脳の神経細胞へ移っていきます。
隣接する側頭葉の下部へ記憶が移るのに3年かかるのです。
海馬が破壊された人は直近3年の記憶だけでなく新しいことも覚えることができません。
事故に遭った人が昔のことは覚えているのに3年以内の記憶がないのは海馬が短期記憶を司っているためです。
短期記憶は、海馬で数分間蓄えられ海馬には直近3年分の記憶が集積されており、長期記憶は、大脳の神経回路を回り数ヶ月から一生、保持されていくのです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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