会計事務所のサービスの価値を上げるには・・1
社会にはニーズとウォンツがありますね。ニーズというのは需要で、必然的なものです。
ウォンツというのは、「もっと欲しい」というような欲求ですね。
会計事務所のサービスの価値を上げるには・・1
税務申告や記帳代行はニーズです。
会社を経営していく上で絶対にやらなければならないことです。
経営者は、自分でそれをやるのは手間もかかるし、知識も無いので、業務を委託するわけです。
これは、ニーズベースのビジネスですね。
ではウォンツベースのビジネスとは、どう言ったものでしょうか。
例えば、会社の経営者は、経理や会計ということに対して、もっとどういうふうなサービスがあったら嬉しいのか、困っていることは何か、そういうことをヒアリングしていくのが、結論としては一番です。
お客さんに聞くのが一番早いのです。
オーナーさんに、アンケートを採ってみたり、できたら会社を回るのがベストです。
ニーズベースと、ウォンツベースのアンケートを作り、会社を訪問する機会に少し時間を取ってもらい、アンケートに答えてもらうのです。
しかし「今はまだ無いサービスで、やって欲しいことありますか?」と聞いても、普段考えていないことだと、なかなか出て来ないと思います。
ですから、インタビューシートやアンケートシートを事前に作って、それをベースに書き込んでもらいます。
書いてもらったことに対しても、具体的に、「例えばこういうのはどうでしょう?」と提案しながら、1つツールを埋めていく作業をすることによって、かなりニーズとウォンツを深堀りできるはずです。
ニーズというのは必然で困っていることなので比較的出やすいと思います。
人間は、困っていることに対して、すごく意識が行きます。
でも、ウォンツは、今、無いものに対しての欲求なので、「別に今のままで十分」と思っている人からはなかなか出て来ません。
少し大変だと思いますが、せっかく聞くのであれば、両方の側面から聞いてください。
その中で「これだったら提供できる」というウォンツが1つでも見つかったら、それは今までなかった新しい価値を提供するということになるので、お金にも変わりやすいと思います。
ニーズを深堀りしてそれに答えるというのは、今、提供している価値を高めることになります。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば幸いです!
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